わたぼうしの溜まり場

飛ばした綿毛を集めています

フランスの秋

前略

 

天(フォロワー)からお題をいただいていたので、フランスの秋についてとりあえず書いてみようかなという次第です。

 

フランスに到着してから早1ヶ月、季節はちょうど夏から秋に移ったところです。日本より緯度が高いので、秋分までは日が長く、夏至が近くなると午後10時ごろまで明るい日が続きます。今はちょうど秋分が過ぎたので、これからはどんどん日が短くなっていくわけです。どんどん気温も下がって、今週は一気に軽いコートが必要なほど寒くなって来ました。

茶色くなった枯葉がゆっくりと落ちてゆく様はヨーロッパの風景と合わさって風情がありますが、そんな事を言っていられるのも今のうちみたいです。

 

こちらに来てすぐの頃は朝晩は冷え込むけれど昼間は半袖でも大丈夫という日が続いていました。

私は着いた頃から朝は寒くて1枚羽織っていたのですが、街を歩いているフランス人だと思われる人々は朝でも半袖で過ごしていました。「フランス人は寒さに強いのかなあ」なんて呑気に考えていたのですが、なんのことはなく秋分が過ぎた途端に皆コートを着始めて単に衣替えの時期が秋分だっただけでした。

 秋分まで半袖で耐えられるフランス人、強いのか単に面倒臭がりなのか。

 

つまるところフランスの秋は冬の前哨戦で、景色は綺麗だけれどどんどん日は短く寒くなっていくばかりです。ただただ寒い冬の幕開けにすぎません。

どんどん冷える外に怯えながら毎朝パキッとした空気を味わっています。 

 もう少しゆっくり冬になってほしいなあ。どこも春と秋が短く感じるようになっているのは変わらないのかなあ。

そんなことを考えて過ごしています。