引きこもりが運動したら運動できなくなった話
事の発端は私が卒業式のために運動を始めたに過ぎない。
先日、少し腹の周りに肉がついた気がするな、顔のむくみが強いな、と思い久しぶりに体重計に乗ってみた。
すると、一時期ピークから-5kgを達成していた体重が+2kgくらいをマークしていた。
これはいけない。
私は卒業式の日にきちんとした記念写真を撮る予定である。
というのも、成人式の時私は過去最高体重をマークしており、ぷくぷくの顔で撮られた写真に満足していなかったからだ。
着物は腹や太もも、ケツをカバーしてくれるものの、顔のパンパンさ加減は全くもってカバーしてくれない。
そういうわけで、買ってしばらくしてから仕舞われていたリングフィットを再開し、その勢いで購入したフィットボクシングを始めた。
リングフィットは敵が強くなりだしてキツくなってきたところだったのであまり楽しめないのだが、毎回やり切りスタイルのフィットボクシングは楽しめていた。
そこでフィットボクシングを1週間ほど進めると、初めはパンチ動作のみだったのがパンチを避ける全身動作が追加された。
これがなかなか辛く、次の日には太ももとお尻のあたりが筋肉痛になっていた。
太ももとお尻の脂肪を落としたいと思っていた私はこのことが大変嬉しく、筋肉痛だというのに次の日も前日と同様のコースを行った。これがいけなかった。
その次の日。私は猛烈な筋肉痛に襲われていた。なんなら腰も痛い気がする。半日経ったところで私は気がついた。
これは、太ももや尻の筋肉痛ではなく、腰痛である。
3年ほど前に少し腰を痛くしてからというもの、私は腰痛に悩まされていた。と言っても、重いものを持つときに少し怖いなと思う程度である。
だが今回のものは、寝返り、靴下を履く、ズボンを履く、風呂で足を洗う、等々日常全ての動作が辛く、とてもじゃないが耐えられない痛み(というか鬱陶しさ)である。
2日ほど耐えたのだが、流石に耐えきれなくなり今日整形外科に行ってきた。
お医者様が言うには、骨に異常はなく、筋肉からくる痛みで、しばらくすると徐々に良くなるとのことだ。大変な事態でなくてよかった。
しかし痛みがある間はストレッチ・激しい運動は控えて安静に過ごせとのこと。
結局卒業式を前にして私は運動はおろかストレッチまで出来なくなってしまった。
無念。
しばらくは食事制限と水分摂取をするしかないなあとペットボトルの水を眺める。
次に運動を始めるときは、絶対無理をしないと誓った。